旅のしおりのネタ帳

遠足のしおりの作り方と注意する内容。幼稚園や小学校でも使えるポイント

幼稚園や小学校のお楽しみ行事。

それが遠足です。

そして遠足といえば「しおり」です。人生で初めて接する旅のしおりは遠足のしおりと言っても過言ではありません。

遠足は普通の旅行と違い学習でもあるので、旅のしおりも遠足にあった内容が必要です。ここでいう遠足とは歩きの遠足、バスでの遠足、修学旅行や校外学習、移動教室や社会科見学などの行事のことです。それぞれ行事の意味や目的は変わってきますが、それぞれの行事に合わせたしおりを作りましょう。

ここでは遠足のしおりの意味や作り方、注意することをご紹介します。

遠足の意味

遠足には意味があります。

幼稚園や小学校の行事は大抵学習に結びつけるものです。園児や児童、子どもたちは遠足を単に楽しいイベントとしか思っていないかもしれませんが、単なる遊びというわけにはいきません。

遠足には目的がしっかりと設定されています。

基本的なところでは集団行動と公共性を身につけるという意味があるでしょう。時間通りに集団で行動したり、公共の交通機関をみんなで利用したり、長い道のりを歩いて移動したり…、こういった普段の学校では学べない部分の成長を目的としています。

また、遠足の目的、意味は行先によっても変わります。工場見学や動物園、アスレチック施設のある公園、神社やお寺…、遠足の行き先はいろいろありますが、基本的にはその場での体験やそれに付随する知識の習得というものが遠足の目的となるでしょう。

しおりの意味

では遠足のしおりにはどのような意味があるのでしょうか。

「遠足も学習の一つです。」といくら説明したところで園児や児童は楽しさを追求するものです。なので遠足のしおりでは遠足における学習の面を定着させるための補助的な役割が必要となります。

持ち物のリストや日程表、遠足での注意事項に遠足の目標など、基本的なポイントをしおりに記載しておくことで徹底しましょう。

「楽しい遠足の中にも学ぶべきことがある」ということを分かってもらえるような内容が遠足のしおりには必要です。

また、保護者の方にどのような遠足かをお知らせする意味もあるので、その点もしおりを作るときには注意しましょう。

ちなみに、幼稚園、小学校、学年によって誰のためのしおりかというのは変わります。幼稚園だとほぼ親のためでしょうし、年齢が上がるにつれて子供のためのものとなっていきます。

遠足のしおりの項目と内容

遠足のしおりでは遠足の内容をキッチリとまとめておきたいところです。

しおりに書いておくべき項目と内容を紹介します。

遠足の目的

遠足の目的や目標を記載します。先生側で考えた目標やクラス・個人の目標をしおりに載せておくことで遠足に意味をもたせましょう。。

目標を記載したところで子どもたちがそれを意識してくれなければ意味はありません。遠足の前には事前に意識づけをしておくことが重要です。そのため、クラス目標や個人目標を子どもたちに考えさせる時間をつくるのもオススメです。

また、それに加えて遠足後に振り返りの時間をとるのもオススメです。目的・目標が達成できたのかを確認しましょう。

こちらの記事を参考に

※一般的な旅行のテーマ決めについての記事です。遠足の目的・目標とは違いますが参考に。

遠足の日程

集合時間に始まり解散までの予定を記載します。

予定にはいつからいつまでどんなことをするのか、始まりの時間と終わりの時間を両方記載すると時間に対する意識がより上がります。ある程度きっちりとした予定を組むことで、集団生活における時間の大切さを学ぶという意味もあります。

また、解散の時間をはっきりさせることで通常の下校時間との違いを保護者の方にお知らせする意味も果たします。

遠足先での自由行動がある場合でも、集合時間をキチンと守らせることが重要です。時間管理の係をつくったり、もしくはそれぞれが時間を意識した行動を取れるように遠足のしおりでうながしましょう。

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※一般的な旅行の日程表の作り方についての記事です。遠足での日程表とは違いますが参考に。

メンバー表

ここで言うメンバー表は遠足での班、移動の際のバスの座席表など、遠足での係一覧などです。

また、引率の先生方の担当など子どもたちに知らせておきたいことも表にしておきましょう。

班や係など、その遠足での役割をつくって遠足のしおりに記載しておけば自覚にも繋がりますし一体感も出ます。保護者の方にも子供の頑張りが伝わるでしょう。

こちらの記事を参考に

※一般的な旅行での参加メンバー表についての記事です。遠足でのメンバー表とは違いますが参考に。


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遠足の持ち物リスト

大人の旅行に使うしおりと違い、遠足のしおりでは持ち物リストを細かく作ることが重要です。「当たり前でしょ」と思うことでもあえて記載しておくことが大切。

例としてはリュックサック、弁当、水筒、レジャーシート、ゴミ袋、お菓子、ポケットティッシュ、ハンカチ、雨具、しおりなどのように細かくリスト化します。場合によっては水筒の中身に決まりがあったり(ジュースはダメとか茶とつくものとか、スポーツドリンクはOKとか)、お菓子の金額制限をつけるということもあるでしょう。

大人にとってはここまで細かくする必要がないように思うかもしれませんが、遠足のしおりではこうした気づかいが必要です。

また、持ち物ではありませんが服装についての記載も忘れてはいけません。帽子や履きやすい靴、汚れていい服装などその遠足にあった服装を指定した方がいい場合もあります。

こうしたリストではチェックしやすいようにチェックボックスを用意しておくと便利です。

こちらの記事を参考に

※一般的な旅行でのリスト表についての記事です。遠足での持ち物リストとは違いますが参考に。

遠足の注意事項

遠足の注意事項も子供の年齢にもよりますが細かく記載しておくことが大切です。

普段の学校生活とは違い、公共の場での行動となります。常識でしょ?と思われるようなことでも記載しておきましょう。

また、注意事項と書かずに約束事とすると上からの命令というイメージが無くなり受け入れやすい印象を与えます。

こちらの記事を参考に

※一般的な旅行における注意事項についての記事です。遠足での注意事項とは違いますが参考に。

イラストや地図

遠足のしおりが文字だらけだと味気ないものです。ポイントで挿絵や、必要に応じて案内図などをいれると彩りも出ますし便利にもなります。

ここで注意したいのは権利関係の問題があるものは避けるということです。イラストや写真などは、厳しく考えれば、場合によってしおりへの記載に許可を取らないといけない場合もあります。(例えばマンガのキャラクターなど)

なのでイラストはネットで無料で自由に利用できるものがいくつも公開されているので、そういったものを使うことをオススメします。

こちらの記事を参考に

※ご利用の際は各サイトの規約を確認しましょう。

しおりとは別に保護者との連携を

遠足の予定は保護者にもお知らせしておきたいもの。

しおりに書いてある内容で伝えておきたいことは、しおりとは別に保護者あてのお知らせとして渡しておくと安心です。

特にスケジュールはや万が一のときの連絡方法など、自宅保管用として配布しておきましょう。

遠足のしおりはエンタメより学習優先

基本的な項目は大人用のものと同じですが、遠足のしおりで注意したいのはその細部に至る心遣いです。

普段の学校とは違う環境なので、子どもたちが分かりやすく理解しやすいことが大切です。また、保護者の方にもどのような遠足になるかが分かることで安心してもらえるようにしましょう。

「これは書かないでも分かるよね」ということまで書くこと。余分なようですが、でもそれがいいのではないでしょうか。果物がおやつに入るのかとか、300円以内であろうが320円かかっていようが、大人としてはどうでもいいことですが、それもまた遠足の思い出にきっとなるはずです。

まとめ

  • 遠足のしおりは学習の補助
  • 最低限書くべき項目
    目的、日程、メンバー表、持ち物リスト、注意事項
  • しおりは保護者のためでもある

遠足は楽しいものです。遠足のしおりはその楽しい遠足をより良いものとするための補助的役割があります。学習優先とはいえ思い出に残るしおりにしたいものです。

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